2021年5月21日に開催された オンラインセミナー「『再審請求中の死刑執行』を問う」(葛野尋之教授)を CrimeInfoビデオライブラリー にアップしました。
近年、再審請求中の死刑確定者の死刑執行が繰り返されています。2017 年から2019 年までの3 年間に執行された22 人のうち、再審請求中の確定者は少なくとも15 人(CrimeInfo「死刑確定者リスト」より)。しかも、再審請求中に死刑が執行された場合には、裁判所が請求手続を終了させる事例が続出しています。再審制度の根幹を揺るがす事態といっても過言ではありません。
そこで、CrimeInfo では、死刑制度・再審制度に造詣が深く、判例時報の連載「死刑制度論のいま̶基礎理論と情勢の多角的再考(7)」として「再審請求中の死刑執行と再審請求手続」を執筆された葛野尋之教授(一橋大学) にお話を伺いした。
【葛野尋之さん】
1961 年生まれ。一橋大学法学部卒業、同大学院法学研究科修了。博士(法学)。現在、一橋大学大学院法学研究科教授。専門は刑事法・少年法。
主著に、『刑事司法改革と刑事弁護』(現代人文社、2017 年)、『未決拘禁法と人権』(現代人文社、2012 年)、『少年司法における参加と修復』(日本評論社、2009 年)、『刑事手続と刑事拘禁』(現代人文社、2007 年)、『少年司法の再構築』(日本評論社、2003 年)。
※CrimeInfoでは、今後も、オリジナルのビデオを CrimeInfoビデオライブラリーにて公開していく予定です。ぜひご覧ください。