平成30年7月10日(火)死刑確定者7名の死刑執行に関する質疑について

平成30年7月10日(火)法務大臣閣議後記者会見の概要

死刑確定者7名の死刑執行に関する質疑について

【記者】
先日の臨時記者会見であったり,就任記者会見でも,大臣の執行に当たっての姿勢として,「鏡を磨いて磨いて」という言葉をよく使われており,慎重姿勢という趣旨かなとは思うのですが,改めてその言葉にかけている思いであったり考え方をお聞かせください。

【大臣】
「鏡を磨く」ということについては,「明鏡止水」ということわざがあります。様々なことをしっかりと見つめながら,澄み切った心でそのことに当たるという意味のことわざでして,私も鏡を磨きながら,しっかりとそこに映し出される様々な事柄について,澄み切った心でしっかり向き合っていきたいと,こういう気持ちで申し上げたところです。それぞれの考え方,あるいは姿勢といったことについて,必ずしも1つの言葉で表されるものではありませんが,私の中では,そうした姿勢を大切に考えながら慎重の上にも慎重に行動してまいるということを心に決めて動いているところです。

【記者】
死刑が執行された松本元死刑囚についてお尋ねします。遺骨が東京拘置所に保管されているという報道がありますが,事実関係と今後の扱い,また保存期間についても教えていただけますか。

【大臣】
個々の死刑確定者の死刑執行後の遺体や遺骨の取扱いにつきましては,御遺族のプライバシーに関わる事項ですので,お答えについては差し控えさせていただきます。