平成29年12月19日(火) 死刑執行に関する質疑について

平成29年12月19日(火)法務大臣閣議後記者会見の概要

死刑執行に関する質疑について

【記者】
再審請求が執行に影響を与えないという趣旨の発言をされていました。今回,犯行時少年という確定死刑囚に対しての執行でしたが,犯行時少年であったということも執行に対しては影響を与えないという趣旨でよろしいでしょうか。
【大臣】
死刑は人の命を絶つ極めて重大な刑罰であり,執行に対しては慎重な態度で臨む必要があると思っています。また,日本は法治国家ですので,確定した裁判の執行が厳正に行われなければならないということについても言うまでもないところです。特に,死刑の判決は,極めて凶悪かつ重大な罪を犯した者に対して裁判所が慎重な審理を尽くした上で言い渡すものですので,法務大臣としては裁判所の判断を尊重しつつ法の定めるところに従い,慎重かつ厳正に対処すべきものと考えています。今の御質問ですが,そのような基本的な考え方に則って対応しており,またこれからもそのような方針で対応していくということだと思います。個々の事情について御質問がありましたが,私からのお答えについては差し控えさせていただきます。